S35お疲れさまでした。かっしーです。
R2000も2桁も取れてませんが実質剣盾最後のランクマということで記事書きます。以下常体。
結果
TN:かっしー 最高最終R1863(284位)
TN:剣盾炎柱 最高R1862、最終宇宙
コンセプト
・初手出しを迷わない
・ステロやS操作からの全抜き
構築経緯
シリーズ13になってから初手出しに無限に悩む現象が起こっていた。元々自分が組む構築には引き先をあまり用意せず、対面で強いコマを揃えて1VS1を制すコンセプトが強く、シリーズ11,12ではそれを行う上で初手出しが安定しやすいムゲンダイナを軸に組んでいた。
しかし、現環境はザシアン黒バドレックスカイオーガ…といった明確な引き先がいないと一気に試合が終わりかねないコマが標準搭載されており、初手出しに悩むことがストレスになっていた。
そのため、
1.S操作で相手の初手を起点にできる
2.ステロを撒いて後続の抜きエースのサポートができる
3.地面タイプの起点役に対し打点が持てる
これらの要素を備えた①気合の襷持ちジラーチを始動とする構築をケムリさんから頂き、それを自分好みに調整して使うことにした。
そして起点からの抜きエースとして
②特殊珠イベルタル、③準速スカーフ黒バドレックス、④HS剣舞持ちザシアン、⑤弱点保険ゼクロムをそれぞれ採用した。
最後にホウオウナットやWキュレム、チョッキゼクロムの処理が面倒だと思い⑥パワフルハーブムゲンダイナを採用して完成した。
より詳細な構築経緯はケムリさんの構築記事を掲載しているのでご覧ください。ところどころ採用ポケモンは異なりますが。(掲載許可頂いています)
個体紹介
ジラーチ@気合の襷
特性:天の恵み
性格:臆病
実数値:175-X-121(4)-152(252)-120-167(252+)
ラスターカノン/凍える風/ステルスロック/電磁波
調整
S…99族を抜くため最速
起点作成。
ステルスロック+電磁波+S操作が優秀だと思ったため採用。ケムリさんの構築をお借りする前はグラードン、ガブリアス、10%ジガルデ等を使用していたが、いずれもVS地面タイプの起点役に対し打点を持っておらず、ビルドアップグラードンや気合の襷を持った50%ジガルデに対し逆に起点となる点が弱みだと思っていた。しかし、凍える風を採用でき、地面タイプを殴りつつS操作ができる点が無二の性能だと思っている。
最終日は身代わりザシアンに遭遇しまくり、S操作+ステルスロックといった勝ちパターンを通せずに負ける展開が多く、その回答を用意できなかったのは僕の弱さ。
ちなみにだが原案者のケムリさんとは2回マッチし、お互いがジラーチを起点にしたいがために無駄に凍える風ラスターカノンをチキンレースで打ち合いさらに麻痺しているのに電磁波を打ち合う八百長PKと化していて地獄だった。
イベルタル@命の珠
特性:ダークオーラ
性格:控えめ
実数値:201-X-116(4)-201(252+)-118-151(252)
悪の波動/暴風/熱風/追い風
調整
C…ステロを踏んだザシアンへの乱数が変わるため特化
抜きエースその1。
今まで自分は物理イベルタルしか使ってこなかったが特殊の破壊力もギャグだった。ザシアンをワンパン気持ち良すぎだろ!特にダイアークと後述する黒バドレックスとのシナジーやダイマックスが切れた後の追い風が強力だった。イベルタルは特化140ジェットが正義と思い込んでいる異常者のため飛行技は暴風。サンダーにはなれなかった。
黒バドレックス@拘りスカーフ
特性:黒の嘶き
性格:控えめ
実数値:179(28)-X-105(36)-229(188+)-121(4)-202(252)
アストラルビット/サイコショック/ドレインキッス/トリック
調整
HB…陽気A12振ザシアンのA+1巨獣斬を14/16で耐える
S…スカーフ黒バドレックスミラー意識の準速
抜きエースその2兼スイープその1。
剣盾ラストシーズンで初めてこのポケモンのおかしさに気づけた。
一貫性の高い威力120のゴースト技をS150から叩き込んで倒すたびにCが上がるのは頭が悪い。スカーフ黒バドレックスは素早さをスカーフで補い、その分耐久に回して行動保証を増やすのがセオリーであるが、そもそも自分は対面構築しか使えないため不毛なミラー勝負にほぼ勝てる準速で採用し、耐久ラインはダイマックス時に抜かれる最速ザシアンのAを意識したものとした。よくステルスロックとC±0のアストラルビットで削れたイベルタルに対し不意打ちをケアせず願望ダイフェアリー打っていたが普通にアホ。
ザシアン@朽ちた剣
特性:不撓の剣
性格:陽気
実数値:191(188)-190-144(68)-X-135-220(252+)
巨獣斬/じゃれつく/身代わり/剣の舞
調整
HB…特化ザシアンのA+1巨獣斬と電光石火を98.05%(251/256)で耐える
HD…臆病C252振黒バドレックスのC+1アストラルビットを15/16で耐える
A…A+3でH252B4振ザシアンを15/16で落とせる
S…ミラーを意識して最速
抜きエースその3兼スイープその2。
実はまともにザシアンを使ったのは今期がはじめて。全人類ザシアンを使うのでミラーに強い型が正義だと思い最速+特化巨獣斬+電光石火を耐えるHBSで採用した。しかしザシアンそのものの火力はなかったし相手の特化の火力が輝いていた。
ゼクロム@弱点保険
特性:テラボルテージ
性格:陽気
実数値:175-198(220)-145(36)-X-120-156(252+)
雷撃/逆鱗/ダブルウイング/龍の舞
調整
HB…ダイマックス時特化ザシアンのA+1じゃれつくと電光石火を確定耐え
S…S+1で最速ザシアンを抜くため最速
抜きエースその4。
前述したイベルタル、黒バドレックス、ザシアンといったタイマン性能・抜き性能共に優れたポケモンで大体事足りていたためあまり選出はしなかった。ルギアへのメタとして入れたがそもそもステロ踏ませればイベルタルや黒バドレックスで何とかなっていたり、最終日に激減したりで完全に見せポケと化していた。
ムゲンダイナ@パワフルハーブ
特性:プレッシャー
性格:控えめ
実数値:217(12)-X-116(4)-212(220+)-118(20)-182(252)
ダイマックス砲/火炎放射/メテオビーム/毒毒
調整
HD…臆病C252振ムゲンダイナのダイマックス砲を13/16で耐える
C…D4振ムゲンダイナを13/16で落とせる
補完枠。
ホウオウナットレイやチョッキを持ったゼクロム・WキュレムといったDに厚い龍禁伝を厚く見るために最終日に採用。実際はホウオウナットレイに対し選出択となったり、本来の耐久を捨てて崩しに特化した型であるため使いどころが難しく、練度を上げきれないまま終わってしまった。
選出
基本
ルギアが重い時
・ゼクロム+@2
ホウオウナットやWキュレムが重い時
・ムゲンダイナ+@2
Special thanks
・心中する構築の原案を貸して頂いたケムリさんとブローカーのぺーくん。
・構築貸してくれたりヒントくれたペソギソ様、ありげいつくん、てとらっきー。
・苦手ルールだけど潜るモチベをくれた3桁窓、ぽけフレ窓、水御三家窓の皆さん。
最後に
はっきり言ってダイマなし竜王戦と並ぶ難しさでした。ない頭ふり絞っていろんな人に構築乞食したりヒント頂いたりして潜りましたが、上には上がいましたしまだまだ僕は弱いなと思いました。剣盾の最終シーズンとしては悔いが残る結果にはなりましたが、S2~35まで振り返ってR2000↑4回、最終2桁2回と凡人にしては頑張れたと思います。SVではインフレシーズンにR2100↑や少なくとも最高レートの更新を目指して心機一転頑張りたいと思います。
剣盾の構築記事としては本件が最後になります。皆さんガラルの監獄お疲れさまでした。パルデア地方でお会いしましょう。
P.S.
サブROMのTN「剣盾炎柱」の理由は分かると思うっピ。