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ポケモンシングル

【SVシーズン5】対面セグカミパオガッサ【最終354位・R2007】

こんにちは、かっしーと申します。

SVでは初の構築記事となりますのではじめましての方ははじめましてです。この度、シーズン5でレート2000を達成しましたので使用構築について書いていきます。以下常体。

承認欲求モンスターなのでレンタル公開しています!

結果

TN:かっしー 最終354(R2007)

 

 

コンセプト

・対面性能が高いコマで殴り合う

・対面選出ができない時でも柔軟に対応する

 

構築経緯

準伝説の解禁により環境の数値が上がったため、自分がやりたい殴り合うポケモン対戦ができると思い対面構築を握ることにした。

構築を組む上で、襷枠+チョッキ+ブーストエナジーでのS上昇が強い行動保証になり得ると思い、この3枠に当てはまる並びを軸とすることにした。

 

その結果、

①環境でもトップクラスの素早さと先制技での縛り性能が高いパオジアンを襷枠として採用。

②氷地面の範囲と一致120技の打点から殴り合い性能が高そうなセグレイブをチョッキ枠として採用。

③ブーストエナジーを持たせることで上から殴りつつ、耐久も確保できるハバタクカミを採用。

以上を軸とすることとした。

 

しかし、ここまでで

(a)欠伸でテンポを取ってくるポケモン

(b)受けサイクル

に対しては1vs1を制する殴り合いが困難であるため、最低限の引き先から後続へ負荷をかけられるコマが必要であると考えた。

そのため、(a)(b)の対策となり得るポケモンを残り3枠で採用することにした。

 

その結果、

ゴツゴツメットを持たせて電磁波を搭載したHBサーフゴーを採用。

⑤サーフゴーとの補完に優れ、炎の渦とアンコールで受けポケモンをハメられるHBカイリューを採用。キョジオーンへの受け出しを安定させるために隠密マント持ちとした。

 

ここまでで、ある程度の誤魔化しサイクルはカイリューサーフゴーで行えると判断した。そのため、残り1枠にはサイクル性能を高めるコマよりも、対面の圧がありつつ考慮外の技範囲から相手を崩していけるコマが自分の戦い方にマッチしてくると考えた。

 

そのため、ラスト1枠として

⑥見た目上キノコのほうしの圧があり、呼ぶ草タイプやサーフゴーに対し炎テラバーストで破壊できるいかさまダイス持ちキノガッサを採用。

 

以上で構築が完成した。

 

個体紹介

 

①パオジアン(悪テラス)@気合いの襷

技構成は上振れの氷柱落とし、命中安定かつBダウンを狙える噛み砕く、先制技の不意打ち、ミラー意識の聖なる剣。

テラスタイプは不意打ちのリーチを伸ばすために悪。

シーズン序盤は電気テラバーストでマリルリやヘイラッシャを見ようとしていたが、これらへは交代ボタンを解禁することで対応可能と気づき、範囲を取るより対面性能を高めることを重視した。

こいつは裏から通した時の圧力が半端ないが、構築単位でステルスロックを強く誘うためあまり強い運用ができなかったのが反省点。神速じゃんけんが不毛だったのでそれをスカせる霊テラスタルも試すべきだった。

 

②セグレイブ(地面テラス)@突撃チョッキ

調整はこちらの記事をそのまま流用。(無断掲載すみません、問題があれば削除します。)
 

aegispoke.blog.fc2.com

 

 

技構成は一致120技の巨剣突撃、襷や化けの皮貫通の氷柱針、先制技の氷の礫、令和のマンムーと思っているので地震

テラスタイプは地震の火力増強のために地面。

構築に必要と感じていたチョッキ枠を色々考えていたが、

キノガッサに有利

❷終盤増えてきたウルガモスに隙を見せない

❸先制技での縛りが可能

これらの条件を満たすのがセグレイブしか思いつかなかった。特に❷、ひいては炎技を打つことへのリスクを相手に押し付けられるのが偉いと感じている。単なる対面コマとしての運用のみならず、サイクル下で火力がないウルガモスやテツノドクガの炎技に受け出してサイクルを破壊していく役割を担えるのが唯一無二の性能だと感じた。しかし、終盤は所謂チオンドクガの並びでも火力のあるテツノドクガが増加しており、狙っていた動きは取りにくかった。

 

③ハバタクカミ(炎テラス)@ブーストエナジー

しざよさんの動画で紹介されていた型をそのまま流用。動画リンクはこちら(ご本人に掲載許可いただいています)

youtu.be

 

技構成はチョッキ持ち物理アタッカー、カイリュー、パオジアンとの殴り合い性能を高めるべく甘えると痛み分け、一致高火力のムーンフォース、デバフで特殊方面へ殴り合い性能を高めるマジカルフレイム。

テラスタイプは鋼への耐性をつけつつ、マジカルフレイムのリーチを伸ばす炎。

シーズン序盤は積みエース兼スイープとして瞑想3w型で採用していたが、物理高火力に対し殴り負ける展開が多かったため甘える痛み分け型とした。ミラーには強く出辛かったが、その分vsミラーへの性能を放棄し、Sを削り耐久に回す配分も試すべきだった。

 

④サーフゴー(飛行テラス)@ゴツゴツメット

技構成は後続の負荷と無限の勝ち筋の電磁波、高速再生の自己再生、電磁波とのシナジーがある祟り目、格闘4倍勢やノーマルを殴る気合い玉。

テラスタイプはカバルドンやカタストロフィしか打点がないディンルーをハメるための飛行。

SVランクマ5シーズン目にしてこいつの強さが少しだけ理解できた。入れるだけで全ての変化技への対策となれるのは普通に頭がおかしい。対面構築ではありつつも最低限の引き先として採用したが、こいつが3タテを決める試合も多々あった。

積み技もなく等倍物理しか打点がないポケモンがこいつをゴリ押すためにはゴツゴツメットに触らずを得ず、自然と裏の圏内に入るのが偉かったしむしろゴツゴツメットが本体だと思った。テラスタイプの飛行は接触機会を増やすという意味合いでもマッチしていたと思う。

構築上初手にステルスロックを撒くコノヨザルを非常に呼びやすく、コノヨザルに対し殴ることなくほとんどの型をゴツメダメージ+祟り目で処理できた。間違いなくMVP

 

カイリュー(毒テラス)@隠密マント

技構成は受けポケモンをハメるための炎の渦とアンコール、高速再生の羽休め、イーユイやテツノドクガへの遂行速度を速めるための地震

テラスタイプはフェアリー耐性をつけつつ、毒菱を回収するための毒。

害悪殺しの害悪型。カイリューを攻めの主軸に置かず、試合展開が遅い受けサイクルに対し、サーフゴーと合わせてサイクルを回し攻めゴマを通すためのコマとして採用した。

この型のカイリューとサーフゴーを組み合わせるとサイクルが上手くなった気になってしまうのが良くないと思った。

 

キノガッサ(炎テラス)@いかさまダイス

技構成はいっぱい出るタネマシンガン、先制技のマッハパンチ、舐めてきたカイリューウルガモスを殴る岩石封じ、草や格闘が効かない鋼を殴るための炎テラバースト。

テラスタイプは前述した理由と有利不利を強引に変えるための炎。

キノガッサといえば襷一択と考えていた頃もあったが、いかさまダイスと炎テラバーストによって対面性能はそのままに崩しも行えるようになった神きのこ。

こいつを出す試合は初手からテラスタルを切りアドを取ることを前提に立ち回ることを意識した。そのため、裏にはテラスタルに依存せずに運用しやすいコマを選出することを心がけた。

 

選出

vs対面

パオジアン、セグレイブ、ハバタクカミ、サーフゴー、キノガッサから3

出し負けのケアや、相手のSラインを落として上から殴れる状況を作りたい時にはクッションとしてサーフゴーを選出していた。

サーフゴークッションが困難な場合(ミミッキュやパオジアンのようなサーフゴーの受け出しからテンポを取れるポケモンが少ない場合)は、初手パオジアンで襷を盾に殴り合ったり、初手キノガッサに炎テラスを切り、有利不利を無理やり逆転させて殴り合っていく選出をしていた。

 

vsコノヨザル展開

初手サーフゴー+@2

ステロが刺さっている構築なのでほぼ初手に出てくるところにサーフゴーを合わせる。

後続のコマはステロがあまり痛くないハバタクカミや打ち合い性能が高めなセグレイブが多かった。ただしあくまで消去法的な選出なので勝率は安定しなかった。

 

vs受けサイクル

サーフゴー+カイリュー+@1

搦手をシャットするサーフゴーと受けをキャッチするカイリューでサイクルを回し、攻めゴマを通していく。

攻めゴマには、ドクガがいる場合は炎技を受けてからサイクルに負荷をかけていけるセグレイブ(終盤は眼鏡が多かった印象なので安定はしない。カイリューと合わせて被ダメから型を判別する必要あり)、範囲で殴っていけそうな時はキノガッサ、サーフゴーカイリューで削った後に上から抜いていけそうな時はハバタクカミを選出していた。

 

vs壁展開

サーフゴー+ハバタクカミ+@1

壁張り要員がサーフゴーに何もできないケースが多いので壁ターンを稼いでもらう。自分がマッチした中で環境にいた積みエースはビルドイダイナキバやビルドコノヨザルが主流だったので、前者はハバタクカミ、後者はサーフゴーで対応していた。

 

重いポケモン・構築

イーユイ

誰も受け出しができないため対面処理を意識する。特にコノヨザル展開やキラフロル展開といった、初手にサーフゴーを投げたい構築に入っている時は選出じゃんけんが発生するのでかなり苦しかった。サイクル下で不利対面を作られた時は無理やりサーフゴーでテラスタルを切り、電磁波を入れて裏が上から縛る状況を作るしかなかった。

 

エスパトラ積み展開・バトン展開

前述した通り、壁ビルドイダイナキバやコノヨザル等はサーフゴー+ハバタクカミでやんわり見ていたので苦戦はしなかった。ただし、レギュレーションBで一定数存在したアシパクエスパトラやつけあがるアーマーガア等の展開構築には対応手段が存在しない。S5はトータル530戦潜り、これらの系統には3回しか当たらなかったので切っていいと判断した。

 

最後に

SVでは初の構築記事となりました。SVのレート20002回目ですが、1回目はレンタル構築での達成のため自分の構築で勝っていないところに引け目を感じていました。ずっと目標にしていたレート2000から潜る、は未だ達成できていませんが、自分の実力を考えるとイチから構築を組んだにしては悪くはない結果だと思います。まだまだSVは続きますので、最終日に2000に滑り込むのではなく2000から潜れる人間になりたいです。ここまでご覧頂きありがとうございました!

 

P.S.

匿名TN地割れポチポチマシーンは覚悟が足りない。