こんにちはどうもかっしー (@kassy_pokepoke) / Twitterです。
シリーズ10では初の最終3桁残れましたので記事書いていきます。


構築経緯
「初手ダイマックスができない」
「数字の暴力の禁伝が蔓延っている」
「サイクル戦無理じゃね」
絶望の環境となったシリーズ10でした。
S21,22共に最終4,5桁と正解すら分からない状態でした。
そんな中見つけたのがS22にて最終16位を達成した倉本蘭さんの構築。
(ご本人より掲載許可頂いております)
眼鏡ダイナで疑似初手ダイマとも言える火力を押し付け、対面的な処理や受けサイクルも可能。なんということでしょう、自分が求めていた対面構築がそこにはありました。
本構築は倉本さん構築の中でもダイナの調整とアシレーヌの枠を変えただけのものになっています。ガチ強者から徹底的にパクりました。
詳細は倉本さんの記事貼り付けていますのでそちらをご覧ください。
本記事では変更点や選出パターン等詳しく記載することにします。以下常体。
個体紹介
ムゲンダイナ
調整
HB…ステロ+特化ザシアンA+1巨獣斬を13/16耐え
陽気ランドの地震確定耐え
C…H252ゴチルを流星群で確定1発
S…準速エスバ抜き
疑似初手ダイマ枠。
倉本さん構築が世に公開されたとはいえ、並びで受けと誤認させ想定外の火力を押し付けるのが本当に強かった。この構築相手に初手でウッキウキで出てくるゴチルを飛ばしたり、舐めて初手ジオコン積んでくるゼルネを分からせたりと大活躍だった。
特にゴチル入りはカモでーすって顔しながら出してくるので初手ダイナ流星群を徹底した。
疑似初手ダイマと書いたものの、サイクル下で負荷を与える動きも多く、当然ながらダイマターンをフルに使うも何もないので初手ダイマより使いやすい説は正直あった。
ラッキー
調整…全てパクリ
死刑囚枠。
このシリーズで最もヘイトを集めたポケモンの1匹。
故にしっかりメタられており、腹太鼓先制の爪のしかかり原種ヤドランと当たった際は宇宙へ飛んだ。
脳死で「小さくなればいいやグへへ」などというプレイングは行わなかったので許してほしい。
主にやや苦手とするホウオウ軸やイベループ、Gヤドキング入りに対してTODを仕掛ける際に選出した。
エアームド
調整…全てパクリ。
本体がゴツメ枠。
設置技+ゴツメでダイナの技圏内に入れる動きが雑に便利だった。
構築上ガブやマンムー等の襷地面枠を呼ぶので、その場合は初手に出し、ステロ+飛ばしで襷潰しを優先した。
特にザシアンをメタモンコピーする際のクッション枠として選出した。ワイボ+ゴツメの定数ダメで、こちらのメタモンがザシアンに対しじゃれで拘れるといった裏まで意識した技選択をさせてくれたのが偉い。
メタモン
調整…全てパクリ。
イカサマ枠。
ザシアン黒バドゼルネ等の積んでしまえば無双ポケモンの努力を全てパクる極悪人。他にも今シリーズで散見された自慢のメタ枠をパクって相手のプランを把握するのにも使えた。
トリック型ゴチルに対しても逆にトリックでスカーフを渡し詰ませられたのも偉い。やっていることが本当に酷い。
スイクン
調整
H…極振り
B…11n
S…4振ランド抜き
補完枠。
原案で「ドランダルマが重い」とあり、その対策であったアシレーヌに代わる枠として採用。
また、ダイナミラーで勝てるポケモンがいないためそれも兼任(毒毒まで考慮するとラッキーで安定とは言えない)。
ただし、ダイマ砲を枯らし、こちらのダイナへ有効打をなくしてからがやっと勝負なので不利なのは変わらない。
有利対面瞑想を積むことで苦手なドランへの遂行速度を高め、状態異常でワンチャン掴もうとしても眠るでHP管理できるのが偉い。
フェローチェ
調整…性格がむじゃき→せっかちに。それ以外パクり。
襷ゴキブリ枠。
対黒バド軸とオーガ軸の初手要員。
ウッキウキで出てくる黒バドに対し、襷なら削ってメタモンコピーの準備。オーガ軸で出てくるダルマに対し、サンダー読みタイプ相性分かっていない冷ビ連打で負荷かけたりと、こいつにしかできない動きが多かった。ダイナ+メタモン+フェロとガチガチの対面選出する時以外は基本投げない。
選出パターン
VSザシアン軸
ダイナ+ムドー+メタモン
VS黒バド軸
初手フェロ+ダイナ+メタモン
VSオーガ軸
フェロ+ダイナ+メタモンorラッキー
VSダイナ軸
スイクン+ラッキー+@1
VSホウオウ軸
ダイナ+ラッキー+スイクン
VSゼルネ軸
ダイナ+メタモン+@1
VSイベル軸
ダイナ+ラッキー+スイクン
※ダイナメタでGヤドキングやドラン選出されるパターン多数
VSジガルデ軸
ダイナ+スイクン+@1
VS日ネク軸
ダイナ+ムドー+スイクン
VS白バド軸
ダイナ+メタモン+@1
重いポケモン、構築
ダイナより速い龍(ドラパ、ダイナミラー、ラティ兄妹…)
・特に身代わり龍舞ドラパは誰も勝てない。天敵。
ダイナバンギカグヤ
・スイクンがダイマ砲PP枯らしてからが勝負。その時点で相手に主導権握られている。
ガラルヤドキング
・ラッキーでTOD仕掛けるしか。
最後に
初手ダイマックスというアイデンティティとも言える戦術が公に否定された3か月。本当に苦しかったです。そんな中、希望を照らしてくれた倉本さん構築には感謝しかないです。
自分の強み、というか思考の軸にある対面構築を捨て、壁やサイクルにチャレンジしたのは一概に間違いだとは思っていません。ですが、僕はポケモン以外でも得意を突き詰めていくことにやりがいを感じるタイプの人間です。そんな人間が闇雲に、深堀もせず浮気しまくっていても勝てませんよね。そんな自分の甘さ・弱さを突き付けられたシーズンでもありました。自分の得手不得手を理解した上でどんな環境でも勝っていけるよう今後も精進します。
末筆ではありますが、構築の掲載許可を頂いた倉本さん、色んな情報くれた窓の皆さん、いつも絡んで頂いているFFの皆さん本当にありがとうございました。
ダイマ帰還のシリーズ11も上位目指し頑張ります。